日本維新の会 吉村共同代表らが会見 馬場代表「連立政権入りまったく考えていない」 街頭演説で万博について「トーンダウンしたとかないです」と吉村氏|衆院選2024〈カンテレNEWS〉

会見

日本維新の会の馬場代表、吉村共同代表らの記者会見が開かれ、自民党と公明党の獲得議席が過半数を割るとも指摘される中で馬場代表は、「連立政権入りまったく考えていない」と述べました。

自民党と公明党の政権与党が、「過半数割れ」となることも指摘される中で馬場代表は、「連立政権入りということは今のところまったく考えていません」と明確に否定し、理由については、次のように述べました。

【維新 馬場代表】「『政治とカネ』の問題がきっちりクリアにならない以上は、私たちも国民のみなさまと同じマインドですから。自民党、公明党の与党を信用するわけにもいかない、信頼はできないということです」

一方で、立憲民主党や国民民主党といった野党間での連携について聞かれると…

【維新 馬場代表】「立憲民主党さんや国民民主党さん、特にリーダーは立憲民主党さんになるんでしょうけれども、繰り返し申し上げてきたように、基本的な政策の部分ですね。
外交、安全保障、エネルギー、憲法。こういう問題、私たち国会で常日頃、立憲民主党さんと接していますけれども、やっぱり党内まとまっていないというふうに感じます。

そういう状況でこの連立を組めば、かつての細川政権のように、『自民党倒してよかったね』と。ただその後、逆に『政治の世界を混乱させただけだったんじゃないの?』というようなことになれば、この国が混乱するということは国民にとっても不幸ですから。

そういうところをサポートするということもできないとうことになります」

■「有権者のみなさんを裏切るようなことは絶対あってはならない」と吉村氏
また吉村共同代表は、「与党過半数割れの可能性もあり、国会が流動化する」などと指摘され、維新の動きが注目されることについて、次のように述べました。

【維新 吉村共同代表】「記者のみなさんも、この国政が次過半数割れしたらどうなるんだとか、さっきもキャスティングボートがどうなるんだとか、いろいろな質問があるんですけど、僕の考え方なんですけど、僕はこの厳しい状況の中でも、自民党じゃなくて『維新の会』って書いてくれた有権者の気持ちとか、そういう信頼というのを最も大切に行動すべきだというふうに思っています。

全国でなかなか厳しい状況の中、大阪でなんとか踏ん張っているというのは、あえて『維新の会』の名前を書いてくれているわけですから、この状況の中でも。名前を書いてくれた有権者の皆さんを裏切るようなことは、絶対あってはならないと言うふうに思っています。国会の政局がどうであれ、そっちの気持ちを大事にしないと、僕はもう次はないというふうに思っています」

このほか、来年に開催が迫っている大阪・関西万博について、「今回の選挙戦の街頭演説で触れる場面が減ったのではないか」、と指摘を受けた吉村共同代表は…

【維新 吉村共同代表】「万博は半年後に開幕ということで、今回の総選挙の大きな争点になっていないという思いが僕の中にありました。万博には触れたいと思って、演説の中では最後に話すということが多かったのかなと思います。

今回の選挙は、お金の問題、次世代に投資するということをメインの公約に掲げていましたので。

トーンダウンしたとか、何か意識したとかはないです。素晴らしい万博を実現したいと思います」

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