昨年7月の東京都知事選で次点だった石丸伸二・前広島県安芸高田市長(42)は15日、都内で記者会見を開き、今夏の都議選に向けて地域政党「再生の道」を設立したと発表した。全42選挙区での候補者擁立を目指し、公募を開始。石丸氏は党首を務める。新党の運営費用や立候補に必要な供託金(候補者1人当たり60万円)は、石丸氏が都知事選時に集めた寄付金約2億円の一部などを充てるという。党の政策は作らず、公約の策定や当選後の議会活動は各自の判断に任せるとした。石丸氏は「日本の再生を東京から始める」
石丸氏は安芸高田市出身。2020年に同市長に初当選したが1期目途中で辞職し、都知事選に無所属で立候補。SNSを駆使して知名度を上げ、既成政党への批判票の受け皿となり、現職の小池百合子氏に次ぐ約166万票を獲得した。都議選は6~7月の投開票が想定され、「7月3日公示、20日投開票」の日程が有力視される参院選の前哨戦となる見通し。
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