栃木県警察本部の難波健太本部長は1月7日、年頭の会見を開き、「安全で安心な栃木の実現に向けて取り組んでいく」と抱負を語りました。
難波本部長は会見で「県民生活の安全を確保するための対策」など、県警が今年取り組む8つの重点目標を掲げました。
去年1年間で県警が把握した犯罪の件数は、暫定値で1万2165件に上り、2年連続で増加しました。このうち「SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺」は64件で、被害総額は10億円を超えるなど、2023年より大幅に増加していることから、難波本部長は「警察の総合力を発揮して取り組まなければならない」と力を込めました。
また、闇バイトに関わる匿名流動型犯罪グループの実態解明と首謀者の検挙のため、全国の警察との連携を強化することや、ストーカーやDV被害の相談や通報が大幅に増えたことを踏まえ、県民の安全を守るための対策を推進していくとしています。
(難波健太本部長)
「県民が被害に遭わないための広報啓発活動をより一層強化するなどして、各種犯罪の未然防止に取り組むとともに、県民が不安に感じる凶悪事件などの検挙活動を推進し、安全で安心な栃木の実現に向けて、取り組んでまいります」
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